建築鉄骨構造技術支援協会(SASST)  
 
Q

9-4 ターンバックル筋かいのボルト締付け

「建築用ターンバックル筋かい設計施工指針・同解説」に記載の中で、ターンバックルブレースを取り付ける高力ボルトは、一次締め程度の張力でよいとあります。都合の良い解釈ですが、この文面からすると本締めされてなくてよいので、トルシア形高力ボルトのピンテールが残っていても、手締めで一次締め程度されていれば良いと解釈してもいいのでしょうか。

(「建築用ターンバックル筋かい設計施工指針・同解説」p.59抜粋)

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A

ターンバックルの取付けボルトは支圧接合です。したがって、緩みが生じないことが重要になるため、「建築用ターンバックル筋かい設計施工指針・同解説」に示されているように取付けボルトに一次締め程度の締付けを行えば結構です。この点については繰り返し載荷による実大実験でも緩みに関して問題ないことが確認されています。トルシア形高力ボルトのピンテールを破断させるなど,一次締めより大きな張力で締付けを行う場合には張力の増大に応じて更に緩みが生じ難くなることになります。

【参考文献】
1)佐藤弘大、増田浩志:ターンバックルブレース接合部に用いた取付けボルトの緩みに関する研究、日本建築学会大会学術講演梗概集、構造Ⅲ、pp953-954、2018.7

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