建築鉄骨構造技術支援協会(SASST)  
 

 

我が国の鉄骨構造技術は、様々な関連業界・企業・技術者の永年に亘る弛まぬ努力に支えられて、今日に至っております。SASSTはこれら鉄骨構造技術に関わる多くの方々に対し、学識経験者、専門技術者等との連携を通して技術的支援を行い、我が国の鉄骨構造技術の品質の向上に寄与することを目的として2007年に設立され、2010年に一般社団法人となり、各種の活動を行って、今日に至っております。

SASSTの担う支援事業としては、①リアルタイム回答、②技術指導事業、③鉄骨技術フォーラム、④技術評価事業等があります。中でも特に、①の「リアルタイム回答」は、皆様が日常の仕事の中で生じる様々な疑問等に対し、解決のための情報をできるだけ迅速に提供することを目的として行うもので、当支援協会としては最も重点を置く事業の一つです。これについては、法人会員の皆様の場合、一定数の質問に対しては無料で対応することが定められています。逆に言えば、リアルタイム回答で得られた情報が、場合によってはQ&Aに反映される、あるいは鉄骨技術フォーラムの課題に取り上げる等により、会員の皆様の共有の情報としてご活用頂くことを期待するものです。皆様には、是非主旨に賛同頂き積極的にご活用頂くことをお願いするものです。

また、SASSTの重要な支援事業である③の「鉄骨技術フォーラム」ですが、これは2015年以来毎年秋に開催しております。フォーラムでは、SASSTの会員が一堂に集い、建築鉄骨に関する緊急性を要する課題や、リアルタイム回答等に寄せられた、会員にとって共通性が高いと思われる課題について、学識経験者・専門家も交えて、公開で討論を行います。このような討論会に参加することにより、日常業務の中で抱えていた疑問点等について再検討を行うことにより、品質の向上を図ると共に、新たなビジネス・技術開発等に結びつくことを期待するものです。なお、フォーラムについては、翌年春の「鉄構技術」にその内容が記載されています。

さて、我が国は現在、多くの国難を抱えていると言っても過言ではありません。少子高齢化の進展と、それに伴う地方都市・地域の衰退は、今後大きな問題となることが指摘されています。また、団塊の世代がリタイアの時期を迎える中、熟練技能者の不足は深刻な問題となりつつあります。これらの問題は、地域経済・雇用の担い手である多くのSASSTの会員企業にとっては、克服せねばならない喫緊の課題であることは言うまでもありません。 人工知能やロボット技術の急激な進化は、工場作業の効率・収益性の著しい向上に寄与することが期待されますが、一方でそれに伴う大幅な人員の削減は、地域の雇用確保の観点からは、新たな問題の発生が危惧されます。

このような問題の解決には、個々の会員企業の努力のみでは限界があります。他の多くの会員企業や、他の関連業界との連携が不可欠と考えられます。SASSTはこのような中長期的な課題に対しても、関連業界等との連携を図る中で、解決のための道筋を模索して行く所存です。どうぞ、今後とも関連業界・企業の連携・発展のために、SASSTをご活用頂きますようお願い致します。

理事長 稲田 達夫

建築鉄骨構造技術支援協会(SASST)事務局
東京都中央区日本橋茅場町2-2-2 三恵ビル5F / Eメール:info@sasst.jp

▲このページの先頭へもどる