建築鉄骨構造技術支援協会(SASST)  
 
Q

7-9 溶融亜鉛めっき部材の高力ボルト摩擦接合面処理

 溶融亜鉛めっき部材の高力ボルト摩擦接合面処理は,殆どの場合,りん酸塩処理を施しますが,稀にショットブラストを要求されます。りん酸塩処理とすることを認めてもらいたいのですが,JASS 6における記述を示すほかに,何か説明の方法があれば教えて下さい。

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A

 日本建築学会の鉄骨工事技術指針工場製作編(7.6.6 施工 (3)摩擦面処理 (c)りん酸塩処理(薬剤処理))に下記が示されていることを説明してください。
 「図 7.6.4,図 7.6.5 に示されているように,りん酸塩処理に対するすべり試験結果が多数蓄積され,すべり係数0.4 が安定して確保できるようになったので,りん酸塩処理も標準的な摩擦面処理に加えることとした。」
 ブラスト処理とりん酸塩処理のすべり挙動に関する性能はこの結果からほぼ同等であるといえます。

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