建築鉄骨構造技術支援協会(SASST)  
 
Q

3-23 梁仕口の長さを短くしたい

 現場への輸送を考慮して鉄骨製作時に仕口を短くしたいのです。 ①BHに変更して板厚を厚くする事により承諾を得られますか。 ②仕口の長さについて、柱芯から1000mmと設計図に記載がある場合、勾配がある大梁では上側でも下側でもどちらでもよいのでしょうか。(もし、よいのであれば、下図のようにすれば、上り勾配の下側寸法(点線)と、下り勾配の上側寸法で切断すれば、仕口が同じ長さになるため、同一の仕口で施工できます。)

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A

①柱の仕口を短くしたい場合の対応としては、先ず、客先との協議によるのが基本です。その場合、質問の必須項目としては、「短くしたい理由」、「どの程度短くしたいか」の2つになります。質問にある「BHに変更する」は問題解決のための方法論にまで踏み込んでいますが、方法論は設計者に任せるべきです。ちなみに、「BHに変更し板厚を厚くして」も、建物の崩壊形等に影響を与える可能性もあり、設計者の了解を得ることは、難しいと思われます。

②これも協議により解決すべき問題です。但し、「勾配がある大梁では上側でも下側でもどちらでもよいのか」という質問は言葉足らずです。この場合も「質問の理由」と「どのようにしたいか」を書くことが基本となります。例えば「勾配のある梁のブラケットの長さの取り方は、図のような解釈(点線位置)で良いか。このようにすれば、上り勾配の下側寸法(点線)と下がり勾配の上側寸法が同じ長さになるため、同一の仕口で施工できる。」と質問すれば、多くの場合設計者の了解が得られると思われます。

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