建築鉄骨構造技術支援協会(SASST)  
 
Q

3-13 パネルゾーンの絞りコラムについて

上下階の柱サイズが異なる場合、パネルゾーンで柱を絞る設計が行われる場合が多くあります。ファブ側から見ると不経済設計の象徴であり、廃止を希望したいと考えます。一般的な対応について教えて下さい。

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A

設計者は、部材断面を減らすことが経済設計であると考える傾向があり、また、構造設計を自動計算プログラムで行うとこのようなケースが生じることとなります。しかし、絞り加工は大変難しい加工であり、コストアップの要因ともなり、これを避けることが望ましいことは理解できます。この点を構造設計者に伝え、下記の例のような別の対応を検討してもらうことも必要でしょう。

①意匠設計から見れば各階の仕上げ材の位置の観点から、柱断面を変えない方が都合がよいという考え方もあります。従って、柱断面を同じにして板厚を変える設計もあり得ると思います。絞りが50mm程度であれば対応は十分可能と考えます。場合によっては、ファブ側でこのような設計変更をしてそれに基づいてコストを計算し、具体的に提案することも考えられます。

②柱のサイズと上下の柱の位置関係によっては、絞り加工をせずにダイアフラムの厚さを増すことで対応できる場合もあると考えられます。

③場合によっては、絞りコラムの既製品を利用することも考えられます。その場合はその製品の技術資料などを揃えて設計者に提案する必要があります。

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