母屋、胴縁、間柱などのボルト接合部に座金は必要でしょうか。
これらの接合部では、ボルト孔のクリアランスを1.5ないし2.0mm程度としているのが一般的なようです。この程度のクリアランスを採った場合、ボルト接合部における応力伝達を適正なものとするためには、ボルト頭側とナット側に座金を使用することが必要となります。
また、非構造材のボルト孔あけは、ポンチあけ(せん断あけ)が一般的です。その際、ボルト孔周辺にはばりが生じています。ボルトの締付け作業においてはこのようなばりが悪影響を及ぼすことが多々あります。このような事態を避けるためにもボルトの締付け作業においてもナット下に座金を用いることはナットの締付けが円滑に行われる条件となります。
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