構造設計者と鉄骨製作業者の間のコミュニケーション不足が指摘されています。このままでは鉄骨部材の製作に支障が出て、製品の品質確保、適正な工期の確保に問題が生じます。解決方法はないのでしょうか。
中小規模の鉄骨造建築物では、構造設計者は意匠事務所の下請けとして仕事をしており、設計が終わると鉄骨製作とは関係がなくなるケースが多いようです。そのため、ファブ側からの鉄骨製作に関わる質問事項が構造設計者に直に伝わらないことが質問のような事態に繋がっていると考えます。今後は、業界の横断的な問題についての調整や解決を行う技術者などの制度を確立して鉄骨生産システムの改革を図り、このような問題に対応するのも一つの解決方法ではないかと考えています。
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