建築鉄骨構造技術支援協会(SASST)  
 
Q

10-5 FAB業界における技術資格数は多すぎないか

鉄骨製作工場の工場評価基準を見ても、色々な団体・機関が多くてその技術資格を取得するのに多大な費用のみならず時間もかかる状況です。なんとかなりませんか。

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A

現在の鉄骨製作工場では、工場組織の加工部門の職種に応じた技術・技能資格が適材・適所に配置されていることが必要となっています。そのためここに示された技術者の資格取得は必要となります。種々の検討と実績を考慮して決められたものですので、これに対応することはやむを得ないものと考えます。

鉄骨業界で要求されている資格者の内容と資格取得の内容は以下のとおりです。

①鉄骨製作管理技術者1級・2級・・・・・・・1・2級の業務は加工する構造物の規模により定めています。この受験資格は20歳(中卒で経験5年で換算)以上です。

②建築鉄骨製品検査技術者・・・・・・・・・この受験資格は上記と同様です。 鉄骨製作管理技術者や日本溶接協会技術資格(WES 8103)などの保有資格者があれば経験年数は少なくなります。

③建築鉄骨超音波検査技術者・・・・・・・・・受験資格には日本非破壊検査協会(JSNDI)が行う、UTレベル1以上の資格を有し、鉄骨溶接部の超音波検査に1年以上従事した経験を有する者としています。

④溶接管理技術者(WES 8103)・・・・・・・・・認証の実施団体は日本溶接協会で、技術資格は特別級、1級、2級の資格があります。この資格は、鋼構造物の製作などにおいて溶接接合に関する設計、施工計画、管理などを行う技術者の資格です。

⑤建築士(1級、2級)・・・・・建築士は建築士法に定める資格で、1級建築士は国土交通大臣の免許、2級は都道府県知事の免許となっています。

その他の技術者資格として「資材管理技術者資格」は必要と思います。JSSC(日本鋼構造協会)では、鋼材の取扱いについて、2009年に「建築構造用鋼材の新しい品質証明方式」を定めました。これによれば証明者として製作側は鉄骨製作管理技術者となっていますが、そのための教育は未定ですが、むしろ鉄骨製品検査技術者の領域と考えられます。この資格は流通側にもそれなり資格保有が必要と考えます。

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